私事ですがご報告します。
平成31年3月31日をもって、教員を退職しました。
理由はシンプルで、病気回復に専念しようと思ったからです。
私はこの仕事が好きなので、なんとか復帰しようと試みましたが、そのたびに重度の鬱状態に陥り、何か月も日常生活が困難になることを繰り返しました。
退職を決めるのは容易なことではありませんでした。なにしろ、高校生のときから教員一本で生きてきましたから。世の中にはさまざまな理由で夢をあきらめなければならない人たちがいることは知っていましたが、はじめてその気持ちがわかりました。
休職期間中は、職場の皆様に本当に良くしていただきました。
また、東京都教職員共済組合をはじめとする福利厚生事業には大変助けられました。
もっとも感謝したいのは家族です。
病気が重いときにも寄り添い、退職を決めたときにも温かく賛同してくれました。
この十年間はほんとうにいろいろなことがありました。やさしいことばかりではありませんでしたが、多くの人に支えられて、それまでに見えなかったものが少し見えるようになったと感じています。私は教師になってよかったと心から思っています。
ありがとうさようなら、先生。
新しい一歩を踏み出すために。